「シルバー・バーチ」とは、イギリスにおける家庭交霊会――ハンネン・スワッハー・ホームサークル――にて、霊媒モーリス・バーバネル氏を通して語られた霊的存在であり、1920年代後半からおよそ半世紀にわたって、多くの人々に霊的真理を伝え続けてきました。
その本来の名は明かされておらず、「シルバー・バーチ」という名は仮のものでございます。霊的には非常に高位にある存在であり、今から約三千年前に地上での最後の転生を終えたとされています。その崇高な波動ゆえに、地上の低い振動層へ直接的な働きかけを行うことが難しく、北米インディアンの霊を仲介として用いることで、私たちとの霊的な接触が可能となっているのです。
霊媒を務めたモーリス・バーバネル氏は、もともと論理的かつ科学的な思考を持ち、霊的な世界に対して懐疑的であった人物です。ところが、ある交霊会での出来事――彼が思わず眠りに落ちたそのとき、シルバー・バーチの霊が彼に憑依し、最初の霊的教えが語られ始めたのです。
実は、バーバネル氏がこの世に生を受ける前から、シルバー・バーチの霊団はすでに彼を媒介者として迎える準備を進めていたといわれています。すべては、天の計らいによる、魂の約束であったのかもしれません。
シルバー・バーチの霊訓 <1>
あなたとは何か
なぜ生まれてきたのか
なぜ苦しみがあるのか
“物”に惑わされない生き方
霊的交信の難しさ
役に立つ喜び
心霊治療と生命力
愛の力
霊とは何か
質問に答える
おしまいに
シルバー・バーチの祈り
シルバー・バーチの霊訓 <2>
人のために役立つことを
宿命と自由意志
一教師の悩みに答える
政治家とジャーナリストを招待して
映画女優と語る
霊媒現象の原理
霊媒が入神しているとき
背後霊の仕事
この世、そしてあの世
霊訓を必要とする時代
新しい世界
病気とカルマ(宿業)―エドワーズ夫妻を迎えて
質問に答える
シルバー・バーチの祈り
シルバー・バーチの霊訓 <3>
戦時下の交霊会から
悲しい時、苦しい時こそ
魂の自由と解放
誰にでもわかる真理を
もしもシルバーバーチがテレビに出たら
イエス・キリストとキリスト教
宇宙創造の目的
シルバーバーチからの質問
人間的思念と霊的思念
前世・現世・来世〔ほか〕
シルバー・バーチの霊訓 <4>
絶対不変の摂理
苦の哲学
再生の原理
シルバーバーチ霊団の使命
死んだらどうなるか
潜在意識の機能
霊媒を励ます
質問に答える
宗教の本質と子供の宗教教育のあり方
シルバー・バーチの祈り
シルバー・バーチの霊訓 <5>
シルバー・バーチとは何者か
死は第二の誕生
死後の後悔
軽蔑と嘲笑の中で―スピリチュアリズムの歩み
迷いの過去から悟りの未来へ
イエスはいま何をしているか
動物は死後どうなるか
病気は自分で治せる
神は愛の中にも憎しみの中にも
二人の幼児と語る
青年牧師との論争
参戦拒否は是か否か
質問に答える
シルバー・バーチの霊訓 <6>
神への祈り
心霊治療―その本当の意義
自分の責任・他人の責任
ジョン少年との対話
老スピリチュアリストとの対話
婚約者を不慮の事故で失って
難しい質問に答える
真理には無限の側面がある
良心の声
あらためて基本的真理を
みんな永遠の旅の仲間
苦難にこそ感謝を
シルバーバーチの霊訓 <7>
二つの世界が交わる場所―ある日の交霊会
今なぜスピリチュアリズムか
戦地でも愛読された霊訓
若き軍人と語る
懲罰と報復―大戦が終わって
わが子に先立たれた二組の夫婦と語る
真理は法律では縛れない
大きくなったルースとポール
悩み多きインド
質問に答える
なぜ神に祈るのか
シルバーバーチの霊訓 <8>
シルバーバーチのアイデンティティ
自由意志―人間はどこまで自由か
質問に答える(地上の生活
死後の生活
倫理・道徳・社会問題)
明日の指導者たち―若者にどう説くか
愛すべき仲間たち―動物
シルバーバーチの霊訓 <9>
シルバーバーチはなぜ戻って来たか
活字の効用
霊の威力
不変・不減・不可避の摂理
死別の教訓
霊能者の責任
魂を癒やす―心霊治療の本質
宗教とは
青年部の代表と語る
質問に答える―イエス・キリストについて〔ほか〕
シルバーバーチの霊訓 <10>
シルバーバーチの挨拶
何のために生まれてくるのか
生きがいある人生を送るには
死ぬということはどういうことか
死んだあと、どうなるのか
音楽を語る
再生問題を語る
背後霊の仕事
人生は霊的巡礼の旅
質問に答える
シルバーバーチの祈り
シルバーバーチと私―モーリス・バーバネル
シルバーバーチの霊訓 <11>
シルバーバーチの自己紹介
霊媒的能力―霊的知識を得るための必須手段
心霊治療―霊的覚醒のための手段
既成宗教のどこが間違っているのか―キリスト教を中心に
霊界から見た地上の科学
霊界でも祝うクリスマスとイースター―その本来の意味
人類の宿題―地上天国の建設
最後の晩餐
シルバーバーチの霊訓 <12>
霊団の使命
人間・死・死後の世界
この世とあの世の係わりあい
宇宙の根本摂理―因果律
向上進化の原理
自由と責任
善悪と公正
神
祈り
宗教
力強く生きるための叡智
落ち穂集