アクアマリン

3月の誕生石一覧|アクアマリン・珊瑚の意味と選び方

3月生まれのあなた、または大切な人が3月生まれの方へ。特別な誕生日に、意味を込めた贈り物を探していませんか?

3月の誕生石といえば、美しい水色のアクアマリンを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実は3月の誕生石は一つだけではないのです。

この記事では、3月の誕生石であるアクアマリン、珊瑚(サンゴ)、ブラッドストーンの3種類について、それぞれの石が持つ意味や石言葉、歴史、そしてあなたにぴったりの石の選び方を詳しく解説します。

この記事を読めば、それぞれの宝石の魅力を深く理解し、自分自身や大切な人への最高のプレゼントを見つけることができるでしょう。

3月の誕生石は3種類|一覧で特徴を比較

3月の誕生石は、2021年に日本の誕生石が改訂されたことにより、アクアマリン、珊瑚(サンゴ)、ブラッドストーンの3つが定められています。

まずは、それぞれの石が持つ特徴を一覧で見てみましょう。

アクアマリン水色、淡い青緑色幸福、聡明、沈着海の水のような澄んだ青色が魅力。透明感が高く、清らかな印象を与える。
珊瑚(サンゴ)赤、ピンク、白幸福、長寿、聡明生命の源である海で育まれる有機質の宝石。温かみのある色合いが特徴。
ブラッドストーン深緑に赤い斑点勇敢、聡明、沈着深い緑色の中に、血を思わせる赤い斑点模様を持つ神秘的な石。

このように、3月の誕生石は色も意味も様々です。それぞれの石の魅力をさらに詳しく見ていきましょう。

澄んだ青が魅力のアクアマリン

アクアマリンは、その名の通り「海の水」を語源に持つ、透き通るような美しい青色が特徴の宝石です。見ているだけで心が洗われるような清らかさと気品があり、3月の誕生石として最も広く知られています。その爽やかな色合いは、春の訪れを感じさせ、新しい始まりにぴったりの石と言えるでしょう。

血赤色が美しい珊瑚(サンゴ)

珊瑚は、海の生物「サンゴ虫」の骨格から作られる有機質の宝石です。特に日本近海で採れる「血赤珊瑚」は、世界的に評価が高く、深みのある赤色が人々を魅了してきました。古くから厄除けやお守りとして大切にされ、生命力や長寿の象徴とされています。温かみのある色合いは、肌なじみが良く、優しい印象を与えてくれます。

深い緑に赤の斑点を持つブラッドストーン

ブラッドストーンは、深い緑色の地に、まるで血が飛び散ったかのような赤い斑点模様が特徴的な、非常に個性的な宝石です。この神秘的な見た目から、古くはキリストの血にまつわる伝説も生まれました。困難に立ち向かう勇気や、逆境を乗り越える力を与えてくれると信じられています。

アクアマリンの石言葉と意味

3月の誕生石として最も有名なアクアマリン。その美しい青色には、どのような意味が込められているのでしょうか。

石言葉は「幸福」「聡明」「沈着」

アクアマリンの主な石言葉は「幸福」「聡明」「沈着」です。

  • 幸福 穏やかで満ち足りた幸福を象徴します。特に「幸せな結婚」の象徴とされ、結婚祝いや夫婦円満のお守りとしても人気です。
  • 聡明 知性を高め、物事を正しく見極める力を与えてくれるとされています。
  • 沈着 荒立つ心を鎮め、冷静さと落ち着きをもたらす力があると信じられています。

これらの石言葉から、アクアマリンは人生の航海に幸福と落ち着きをもたらしてくれるお守りとして、多くの人に愛されています。

名前の由来と歴史

アクアマリン」という名前は、ラテン語で「水」を意味する「aqua」と、「海」を意味する「marina」に由来します。その名の通り「海の水」を彷彿とさせる宝石です。

古代ローマでは、船乗りたちが航海の安全と豊漁を願ってアクアマリンをお守りとして身につけていました。海の力を宿した石だと信じられていたのです。また、中世ヨーロッパでは、夜の照明の下で特に美しく輝くことから「夜の女王」とも呼ばれ、夜会用のジュエリーとして貴族たちに愛されていました。

身につけることで得られる効果

アクアマリンを身につけることで、心に安らぎと癒しをもたらす効果が期待できると言われています。

まるで穏やかな海に抱かれているような安心感を与え、コミュニケーション能力を高めてくれるとも言われています。人間関係のストレスを和らげ、周りの人との関係を円滑にしたいと願う人にとって、素晴らしいサポート役となってくれるでしょう。

珊瑚(サンゴ)の石言葉と意味

古くから日本でも親しまれてきた珊瑚。その温かみのある色には、生命力あふれる意味が込められています。

石言葉は「幸福」「長寿」「聡明」

珊瑚の主な石言葉は「幸福」「長寿」「聡明」です。

  • 幸福 持ち主に幸運を呼び込み、豊かな人生をもたらすとされています。
  • 長寿 生命の源である海で長い年月をかけて育つことから、健康と長寿の象徴とされています。
  • 聡明 知恵を授け、洞察力を高める力があると信じられています。

これらの石言葉から、珊瑚は持ち主の生命力を高め、災いから守ってくれるお守りとして、古くから大切にされてきました。

日本との深い関わりと歴史

日本は世界有数の珊瑚の産地であり、特に高知県の土佐湾で採れる「血赤珊瑚」は最高級品として知られています。その歴史は古く、奈良時代の正倉院の宝物の中にも珊瑚の装飾品が見られるほどです。

また、珊瑚は仏教における七宝(金、銀、瑠璃、玻璃、シャコ、瑪瑙、珊瑚)の一つにも数えられ、古くから神聖なものとして扱われてきました。

お守りとしての効果

珊瑚は、厄除けや魔除けのお守りとして非常に強い力を持つと信じられています。

特に、生命の誕生や成長と深く関わることから、安産や産後のお守りとして女性に贈られることも多い宝石です。また、子供の健やかな成長を願うお守りとしても人気があります。

ブラッドストーンの石言葉と意味

神秘的な見た目が印象的なブラッドストーン。その力強い名前には、勇敢な意味が込められています。

石言葉は「勇敢」「聡明」「沈着」

ブラッドストーンの主な石言葉は**「勇敢」「聡明」「沈着」**です。

  • 勇敢 困難や逆境に立ち向かう勇気と、決して諦めない強い心を与えてくれます。
  • 聡明 正しい判断力を授け、目標達成へと導く力をサポートします。
  • 沈着 感情の波を穏やかにし、冷静さを保つ手助けをしてくれます。

これらの石言葉から、ブラッドストーンは持ち主に活力を与え、目標達成を後押ししてくれる力強いサポーターとなってくれるでしょう。

キリストの血に由来する伝説

ブラッドストーンの最も有名な伝説は、キリストの受難に由来するものです。

十字架にかけられたイエス・キリストが流した血が、足元にあった緑色のジャスパー(碧玉)の上に滴り落ち、この石が生まれたとされています。この伝説から、ブラッドストーンは持ち主を守り、生命力を与える神聖な力を持つと信じられるようになりました。

困難を乗り越える力

ブラッドストーンは、持ち主のエネルギーを活性化させ、困難を乗り越える力を与えると言われています。

仕事やスポーツなどで目標を達成したい時や、新しいことに挑戦する時に身につけると、精神的な強さを引き出し、成功へと導いてくれるお守りとなるでしょう。

3月の誕生石の選び方|どれがいい?

アクアマリン、珊瑚、ブラッドストーン。魅力的な3つの誕生石の中から、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。ここでは、あなたにぴったりの石を見つけるための選び方のヒントをご紹介します。

贈る相手や石言葉の意味で選ぶ

プレゼントとして誕生石を選ぶなら、相手に伝えたいメッセージを石言葉に込めるのが素敵です。

  • 幸せな結婚や新しい門出を祝うなら「アクアマリン」 「幸福」の石言葉を持つアクアマリンは、結婚祝いや就職祝いにぴったりです。
  • 健康や長寿を願うなら「珊瑚」 「長寿」の象徴である珊瑚は、ご両親や祖父母への贈り物におすすめです。
  • 新しい挑戦を応援したいなら「ブラッドストーン」 「勇敢」の石言葉を持つブラッドストーンは、目標に向かって頑張る友人やパートナーへのエールになります。

色やデザインの好みで選ぶ

毎日身につけるものだからこそ、直感的に「好き」と思える色やデザインで選ぶことも大切です。

  • 爽やかで透明感のあるブルーが好きなら「アクアマリン」 どんなファッションにも合わせやすく、上品な印象を与えます。
  • 温かみのある赤やピンク、白が好きなら「珊瑚」 肌なじみが良く、顔周りを華やかに見せてくれます。
  • 個性的で落ち着いた雰囲気が好きなら「ブラッドストーン」 深みのあるグリーンとレッドのコントラストが、他にはない魅力を放ちます。

アクセサリーの種類で選ぶ

どんなアクセサリーで身につけたいかによって、石を選ぶのも一つの方法です。

  • ネックレスやピアス 透明感のあるアクアマリンは、光を受けてキラキラと輝き、顔周りを明るく見せてくれます。
  • 指輪 存在感のある珊瑚やブラッドストーンは、手元のアクセントとして楽しめます。
  • ブレスレットやお守り 厄除けの意味を持つ珊瑚や、活力を与えるブラッドストーンは、お守りとして常に身につけるのに適しています。

3月の誕生石に関するQ&A

最後に、3月の誕生石についてよく寄せられる質問にお答えします。

なぜ3月の誕生石は複数あるの?

A. 誕生石は国や時代によって異なり、近年、消費者の選択肢を広げるために日本でも新しい石が追加されたためです。

もともと誕生石は、1912年にアメリカの宝石商組合によって定められたものが基準となっていますが、それぞれの国の文化や宝石の産出状況に合わせて独自に改訂されてきました。

日本では、2021年に全国宝石卸商協同組合によって63年ぶりに誕生石が改訂され、3月にはアクアマリンとブラッドストーンに加えて、珊瑚が正式に仲間入りしました。(参考:一般社団法人日本ジュエリー協会) これにより、私たちはより多様な選択肢の中から、自分らしい誕生石を選べるようになったのです。

アクアマリンと珊瑚はどっちを選ぶべき?

A. 爽やかで普遍的な美しさを求めるならアクアマリン、温かみと日本的なお守りの意味を重視するなら珊瑚がおすすめです。

どちらも「幸福」という石言葉を持つ素晴らしい宝石ですが、魅力は対照的です。

  • アクアマリン 清らかでモダンな印象。どんなシーンでも使いやすく、透明感のある輝きが好きな方におすすめです。
  • 珊瑚 温かみがあり、クラシカルな印象。生命力や健康のお守りとしての意味合いを大切にしたい方におすすめです。

最終的には、ご自身の直感や好みを大切に選ぶのが一番です。ぜひ、実際にジュエリーショップで両方を見比べてみてください。

3月3日など日付ごとの誕生石はある?

A. 一般的な「誕生石」は月ごとに定められており、公式に日付ごとの誕生石というものはありません。

ただし、宝飾業界などが独自に定めた「誕生日石(バースデーストーン)」という、366日それぞれに石を割り当てたものは存在します。例えば「3月3日の誕生石はピーチブロッサム・ジェイド」のように紹介されることがありますが、これは一般的な「3月の誕生石」とは異なる概念です。

プレゼントなどで探す場合は、月ごとの誕生石であるアクアマリン、珊瑚、ブラッドストーンの中から選ぶのが最も一般的です。

まとめ

この記事では、3月の誕生石であるアクアマリン、珊瑚(サンゴ)、ブラッドストーンについて、その意味や魅力、選び方を詳しくご紹介しました。

  • アクアマリン 「幸福」「聡明」「沈着」を象徴する、清らかな海の宝石。
  • 珊瑚(サンゴ) 「幸福」「長寿」「聡明」を願う、生命力あふれる海の宝石。
  • ブラッドストーン 「勇敢」「聡明」「沈着」を意味する、困難を乗り越える力をくれる宝石。

3月の誕生石は、それぞれに異なる歴史と魅力を持っています。石言葉に願いを込めたり、心惹かれる色や輝きで選んだり、楽しみ方は様々です。

ぜひ、この記事を参考にして、あなたやあなたの大切な人にとって特別な意味を持つ、素敵な誕生石を見つけてくださいね。

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