ペリドット PERIDOT

ペリドットは、マグネシウムと鉄のケイ酸塩鉱物で、オリビンの宝石変種となります。

マグネシウムと鉄分を多く含むことが大きな特徴で、
含有するクロムとニッケルは、独特の緑色を表現するのに役立っております。

ハワイのオアフ島など、火山活動がさかんな地域でよく発見され、
ペールグリーンのペリドットの粒がしばしば海岸に打ち上げられているようです。

パラサイトと呼ばれる鉄とニッケルの隕石中に含まれていることもあるようです。

3000年も以前から、エジプト人は紅海にあるゼビルゲット島でペリドットを採掘していたそうです。
この島は、1920年代初期までペリドットの主要な産地でした。
現在、世界で流通しているペリドットの8割以上はアメリカ・アリゾナ州産ですが、
パキスタンでも新たな産地が見つかっているようです。

人類は4000年以上も前からペリドットを利用し、エジプトの女王クレオパトラも愛用したといわれています。
中世ヨーロッパでは、ドイツのケルン大聖堂にある東方三博士神殿など、神聖な場所にも用いられています。

形状と構造 斜方晶系で、原石は不透明ですが、研磨すると透明になり、光沢がでます。
 オリーブグリーン、黄緑。まれに褐色。
産地 ブラジル、ミャンマー、パキスタン、ロシア、スリランカ、アメリカ合衆国
硬度 6.5~7

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