ガーネットは様々な色や形をした鉱物のグループ名となります。
火成岩や変成岩中で生成され、その大半はアルミニウムかカルシウムのケイ酸塩鉱物です。
ガーネットという言葉は、ラテン語で「ザクロ」を意味するgranatumに由来します。
ガーネットの深赤色の色合いがザクロの種を連想させるからです。
ケルト人や中世の宝石職人は、ガーネットを指輪やブローチ、バックル、ネックレスなどに
幅広く使用していたようです。
ガーネットの種類
パイロープ ルビーレッドから暗赤色。宝石としてよく使われます。
アルマンディン 暗赤色から赤褐色。すごく大きなサイズの石もあります。
アンドラダイト 褐色、黒色、緑色
グロッシュラー 無色、緑色、オレンジ色
スぺサルタイト ピンク色、褐色、オレンジ色
ウバロバイト 緑色
形状と構造 ガーネットには様々な形状がありますが、ダイヤモンド形の面をもつ12面体がもっとも一般的です。一般的にガーネットと呼ばれているものは、パイロープかアルマンディンです。
色 パイロープは、ルビーレッドから暗赤色で、磨くと半透明な光沢が出ます。アルマンディンは赤褐色。
産地 パイロープ アフリカ、ブラジル、チェコ共和国、スリランカ、アメリカ合衆国 / アルマンディン チェコ共和国、インド、スリランカ、アメリカ合衆国
硬度 7