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12月の誕生石は4つ!意味と正しい選び方を専門家が解説

12月生まれの方、または大切な人への誕生日プレゼントを探しているあなたへ。 「12月の誕生石って、トルコ石?それともラピスラズリ?なんだか種類が多くて、どれが正しいのか分からない…」と悩んでいませんか?

実は、現在の日本の12月の誕生石は4種類あります。それぞれに素敵な意味や魅力があり、どれか一つだけが「正しい」というわけではありません。

この記事では、宝石の専門家が以下の点を分かりやすく解説します。

  • 12月の誕生石4種類の一覧とその特徴
  • なぜ誕生石が複数あるのか、その理由
  • それぞれの石が持つ意味や石言葉
  • あなたにぴったりの誕生石を見つけるための選び方

この記事を読めば、12月の誕生石に関する疑問がすべて解決し、自信を持って自分や大切な人のための一石を選べるようになります。ぜひ、あなただけの特別な宝石を見つける旅を楽しんでください。

12月の誕生石一覧【2021年最新版】

さっそく、現在の日本で定められている12月の誕生石をご紹介します。2021年に日本の誕生石が63年ぶりに改訂され、12月には新たに「ジルコン」が加わり、合計4つの宝石になりました。

  • タンザナイト
  • ジルコン(2021年に新しく追加)
  • トルコ石(ターコイズ)
  • ラピスラズリ

それぞれの石がどのような特徴を持つのか、簡単にご紹介します。

タンザナイト

見る角度によって青や紫、グレーなど様々な色に見える「多色性」が魅力の神秘的な宝石です。発見されたのが比較的最近(1967年)で、アフリカのタンザニアでしか採れないため希少価値が高いことでも知られています。

ジルコン

ダイヤモンドのような強い輝きを放つことから、古くからダイヤモンドの代替品としても愛されてきました。カラーバリエーションが非常に豊富で、無色透明から青、緑、黄色、赤まで様々な色合いが存在します。

トルコ石(ターコイズ)

吸い込まれるような空色が美しい、不透明な宝石です。古代から「お守り」として大切にされてきた歴史があり、ネイティブアメリカンの装飾品などにもよく使われています。石に含まれる成分によって、網目模様(マトリックス)が入ることも特徴です。

ラピスラズリ

「瑠璃(るり)」という和名でも知られる、深い青色が印象的な宝石です。まるで夜空のように金色の粒が散りばめられているのが特徴で、古代エジプトではファラオの装飾品にも使われたほど、神聖な石として扱われてきました。

なぜ多い?「正しい石」はどれ?

12月の誕生石はなぜこんなに多いの?」「結局、どの石が正しいの?」これは、多くの方が抱く最大の疑問です。その答えは、誕生石の歴史と文化の違いにあります。

国や時代によって誕生石は異なる

そもそも**「誕生石」は、国や時代によって定められている種類が異なります**。

誕生石の起源は旧約聖書にあるとされていますが、現在のように月と宝石を結びつける習慣が広まったのは、18世紀のポーランドが始まりと言われています。その後、1912年にアメリカの宝石商組合が基準を定め、それが世界的に広まりました。

しかし、それぞれの国の文化や宝石の産出状況に合わせて、各国で独自の誕生石が定められてきました。そのため、アメリカでは「タンザナイト、ジルコン、ターコイズ」、イギリスでは「ターコイズ、タンザナイト」が12月の誕生石とされており、国によって違いがあるのです。

2021年に日本の誕生石が改訂

日本では、1958年に全国宝石卸商協同組合が誕生石を制定しました。このとき、12月の誕生石は「トルコ石」と「ラピスラズリ」と定められました。

そして2021年12月、63年ぶりに日本の誕生石が改訂され、新たに10種類の宝石が追加されました。この改訂により、12月には「タンザナイト」と「ジルコン」が正式に加わり、現在の4種類になったのです。 (参考:全国宝石卸商協同組合 )

この改訂は、消費者の選択肢を広げ、宝石の魅力をより多くの人に知ってもらうことを目的としています。

結論、どの石を選んでも間違いではない

ここまで読んでお分かりの通り、「これが唯一正しい12月の誕生石」というものは存在しません

歴史的な背景や国による違いがあり、どの石も12月生まれの人を守り、幸運をもたらすと言われています。大切なのは、それぞれの石が持つ意味や魅力を知り、あなたが「これだ!」と心惹かれるものを選ぶことです。

直感で「この色が好き」、石言葉に共感した、デザインが気に入ったなど、あなたの気持ちを大切にして選んだ石が、あなたにとっての「正しい」誕生石と言えるでしょう。

各誕生石の意味・石言葉を解説

それぞれの誕生石が持つ意味や石言葉を知ることで、より愛着が湧き、お守りとしてのパワーも感じられるはずです。プレゼント選びの際にも、相手へのメッセージを込めることができますよ。

タンザナイト「高貴・冷静・希望」

  • 冷静な判断力をもたらす 知性や意識を高め、物事を落ち着いて正しく判断する力を与えてくれると言われています。仕事や人生で重要な決断を迫られている時に、冷静な思考をサポートしてくれるでしょう。
  • 人生を良い方向へ導く 「希望の石」とも呼ばれ、持ち主をポジティブなエネルギーで満たし、未来を明るく照らしてくれると信じられています。新しい一歩を踏み出す勇気が欲しい方におすすめです。

ジルコン「平和・安らぎ・成功」

  • 心の平穏をもたらす ジルコンは「平和の石」として知られ、精神的な安らぎを与えてくれます。ストレスや悲しみを癒し、穏やかな気持ちを取り戻す手助けをしてくれるでしょう。
  • 成功への道を切り開く 持ち主の可能性を最大限に引き出し、目標達成や成功へと導く力があるとされています。また、富や名誉をもたらすとも言われ、仕事運アップのお守りにもぴったりです。

トルコ石(ターコイズ)「成功・繁栄・健康」

  • 危険から身を守るお守り 古くから「旅の守護石」として大切にされてきました。持ち主に危険が迫ると、色が変わって知らせてくれるという言い伝えもあります。旅行や出張が多い方への贈り物に最適です。
  • 勇気と行動力を与える 積極性を高め、新しいことにチャレンジする勇気を与えてくれます。「友情の石」とも言われ、大切な人に贈ることで、絆をより一層深める力があるとされています。

ラピスラズリ「幸運・真実・健康」

  • 最強の幸運を呼び寄せる 数あるパワーストーンの中でも、特に幸運を呼ぶ力が強いとされています。邪気を払い、持ち主に最高の幸運をもたらす「幸運の石」として、古くから王族や権力者に愛されてきました。
  • 直感力と判断力を高める 持ち主の心の曇りや迷いを払い、本質を見抜く「真実の石」とも呼ばれます。正しい判断力を与え、自分にとって本当に正しい道を選べるようにサポートしてくれます。

目的別・誕生石の選び方ガイド

「4種類もあると、やっぱり迷ってしまう…」という方のために、目的別の選び方ガイドをご用意しました。ぜひ、あなたにぴったりの石を見つける参考にしてください。

石言葉や叶えたい願いで選ぶ

お守りとして身につけたいなら、石言葉や叶えたい願いから選ぶのがおすすめです。

  • 新しいことに挑戦したい、成功を掴みたい方トルコ石(ターコイズ)ジルコン
  • 冷静に物事を判断したい、知性を高めたい方タンザナイト
  • 強力な幸運を引き寄せたい、邪気を払いたい方ラピスラズリ
  • 心を癒し、穏やかな毎日を送りたい方ジルコン

好きな色やデザインで選ぶ

毎日身につけるアクセサリーだからこそ、見た目の好みはとても重要です。あなたの好きな色やファッションに合わせて選びましょう。

  • 透明感のある神秘的な紫や青が好きならタンザナイト
  • ダイヤモンドのようなキラキラした輝きが好きならジルコン(無色やブルーが人気です)
  • 鮮やかで個性的な空色が好きならトルコ石(ターコイズ)
  • 深みのある吸い込まれるような青が好きならラピスラズリ

プレゼントの予算相場で選ぶ

プレゼントとして贈る場合は、予算も大切なポイントです。石の種類や品質によって価格は大きく異なります。

  • 比較的手頃な価格から探したい場合 ラピスラズリトルコ石(ターコイズ)、小粒なジルコンは、比較的手に入りやすい価格帯のアクセサリーが見つかります。
  • 特別な贈り物として高品質なものを選びたい場合 タンザナイトは希少価値が高く、比較的高価になる傾向があります。また、大粒で品質の高いジルコンも高価なものとなります。

12月の誕生石に関するQ&A

最後に、12月の誕生石についてよく寄せられる質問にお答えします。

ラピスラズリは9月と12月どっちの誕生石?

ラピスラズリは9月の誕生石でもあると聞いたけど、どっちが正しいの?」という疑問もよくあります。

国によっては、ラピスラズリを9月の誕生石(サファイアに次ぐ第2の誕生石)としている場合があります。しかし、日本では古くから12月の誕生石として定着しており、2021年の改訂後も引き続き12月の誕生石とされています。そのため、日本では12月の誕生石と考えるのが一般的です。

誕生日ごとの誕生石(守護石)はある?

12月22日の誕生石は何ですか?」のように、特定の日付の誕生石を知りたい方もいるかもしれません。

一般的に、宝石業界で公式に定められている「誕生石」は月ごとに決まっています。一方で、占星術などの観点から365日それぞれに「誕生日石(守護石)」を当てはめる考え方もありますが、これは公式なものではなく、提唱する人によって石の種類が異なる場合があります。

まずは月ごとの4つの誕生石の中から、ご自身の直感に合うものを選ぶのがおすすめです。

他の月も誕生石は複数ある?

はい、12月以外にも誕生石が複数ある月はたくさんあります。例えば、以下のような月が挙げられます。

  • 2月: アメシスト、クリソベリル・キャッツ・アイ
  • 3月: アクアマリン、サンゴ、ブラッドストーン、アイオライト
  • 7月: ルビー、スフェーン
  • 8月: ペリドット、サードオニキス、スピネル

このように、誕生石の選択肢が豊富なのは12月だけではないので、安心してくださいね。

まとめ

この記事では、12月の誕生石について詳しく解説しました。

  • 12月の誕生石はタンザナイト、ジルコン、トルコ石、ラピスラズリの4種類
  • 国や時代によって誕生石は異なり、「正しい石」というものはなく、どれを選んでもOK
  • それぞれの石には「希望」「平和」「成功」「幸運」といった素敵な意味がある
  • 選ぶときは石言葉や色、直感を大切にするのが一番

たくさんの選択肢があるからこそ、12月の誕生石選びはとても楽しく、奥深いものです。この記事を参考に、あなたやあなたの大切な人にとって、心から「好き」と思える特別な一石を見つけてくださいね。

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